弁護士や司法書士に「個人再生」の必要書類作成を依頼するほうがベターである理由とは?
こんにちは。レディックです。
これまで数回に渡って、「個人再生」に必要な書類についてご紹介してきました。
正直言って、素人が独力で収集・作成するのは少々厳しい感じであるのが、お分かりいただけたかと思います。
そういう意味では、やはり、この件に関しても再生委員、法律の専門家へ相談することが無難でしょう。
・・・というわけで今回は「専門家(弁護士や司法書士)に必要書類作成を依頼するほうがベターな理由」についてのご説明です。
面倒でややこしい書類集めと書類作成を行ってくれる!
すでに、お気づきだと思いますが、「個人再生」の手続きを進める中で提出書類を準備するだけでも手間と時間を要します。
また、書類に過不足があった場合、再提出する必要もでてきますが、各書類には提出期限も設けられているため、書類作成に不慣れ人にとっては負担が大きいでしょう。*1
その点では、申立人が行うべき資料収集などの負担を減らすだけでなく、期限内に確実性の高い書類を作成する上でも弁護士に依頼するメリットは大きいです。
そもそも、弁護士事務所や司法書士事務所ではスタッフを取り揃えているわけですから、独力で行うよりも、はるかに効率良くかつ正確に収集・作成をこなしてくれます。
財産を査定する業者を紹介してもらえる!
「個人再生」の申し立てを行う上で裁判所への必要提出書類を集めますが、その一環で、「不動産」や「自動車」などの換金価値のある財産の査定をしなければなりません。
「不動産」や「自動車」であれば、まだ査定する業者を見つけることは容易かもしれませんが、それ以外の財産の場合、例えば宝石や高級腕時計などの査定を専門とする業者を見つけるだけでも大変です。
債務整理を専門とする、あるいは得意としている弁護士や司法書士であれば、財産の査定をするのに最適な業者を紹介してもらえます。
この点も弁護士や司法書士に依頼した方が良い理由の一つになります。
認可されやすい「再生計画案」を作成できる!
上述の通り、「個人再生」が適用されるかどうかは「再生計画案」の内容によって決まります。
債務整理を得意とする弁護士や司法書士であれば、「再生計画案」をどのように作成すればいいのか、について熟知しています。
裁判所側が納得する、そして債権者にとって受け入れやすい再生計画案の内容を提案してくれます。それは、簡単に言えば「認可されやすい「再生計画案」を作成できる」ということでもあります。
・・・以上が、「弁護士や司法書士に「個人再生」の必要書類作成を依頼するほうがベターである理由」についてのご紹介でした。
繰り返しになりますが、個人再生については裁判所が再生計画案にOKを出すことが絶対条件です。
そのためには、やはり弁護士や司法書士に依頼してサポートしてもらうことが大事だと考えます。
*1:多くの人は裁判所に提出する資料作成に慣れているとは思えませんが・・・